歯の接触癖にご用心!

こんにちは。季節の変わり目ですね。疲れや不調が出やすい時期かもしれません、

皆さん、口が大きく開けにくい、顎がかくかくいう、顎が痛いといったことはございませんか。
そのような症状がある場合もしかしたら「顎関節症」かもしれません。

顎関節症の方によく見られる癖があります。
それは、食事以外で「上下の歯を接触させている」というものです。
本来人間は、食事や会話時を除き、唇を閉じた状態では上下の歯はわずかに離しています。
1日のうち上下の歯が接触している時間は約20分といわれております。
その時間を超えて上下の歯を接触していると、口の周りの筋肉や口の開閉にかかわる筋肉が常に緊張した状態となり
、顎に多大な負担がかかるといわれておりいます。
さらには、歯や、歯茎にも影響が出てしまうこともあります。
専門的には「歯牙接触癖」といいTCH(tooth contacting habit)と略されます。

TCHは顎関節症と深くかかわりがあるといわれており、TCHを改善すれば顎関節症の症状も改善されることが多いです。
集中しているときや、細かい作業をしているときなどは特に起こりやすくなるといわれています。

人は疲れや痛みを感じたときは、脳が命令を出しの部位を休ませるようにできています。
しかしTCHの人はその命令を抑制してしまい、脳の命令を出させなくしてしまうとのこと。
なかなか厄介ですね。

チェックポイントとして
①リラックスした状態で唇を閉じた時に、上下の歯がひっついている。
②少量の水を口に含み飲み込んだ時に、上下の歯がひっついている。
③上下の歯と唇を閉じて、歯を離したとき唇も一緒に開く。

です。
これらのどれかに当てはまるようでしたらTCHが疑われます。

改善方法として、「歯をくっつけない」や「歯を離す」といったポストイットを目のつくところに貼りまくってください。
デスクや、トイレ、車の中やテレビの縁などどこでもいいです。
そして少しずつ意識して歯を離すことで、徐々に無意識でも離すことができるようになります。

大事なことは、気づけることです。
歯と歯をくっつけていませんか?

お気軽にご相談ください!