歯ぎしりにマウスピース!?

こんにちは。

新型コロナウイルスが再び猛威をふるい出してきています。

当院でも引き続き感染予防に徹底して診療を行ってまいります。

皆さんも気をつけてお過ごしください。

さて、今日は歯ぎしり食いしばりについて説明したいと思います。

皆さんの中で「寝てる時に歯ぎしりしてたよ!」などと家族に言われる方や起きてる時でも無意識のうちに歯ぎしりしてるなぁと自覚している方もいらっしゃると思います。

歯ぎしりをする原因としては、ストレスや睡眠の質、服用中の薬の影響、飲酒、喫煙など様々ですが、もっとも多いとされているのはストレスと言われています。

しかし現代生活ではストレスと無縁の生活をすることは難しいかと思います。

歯ぎしりや食いしばりを放置していると以下のようなことが起こります。

歯が擦り減ってきて、知覚過敏虫歯のリスクが高くなる。

歯を支える骨が歯ぎしりによって炎症を起こし、噛むと痛くて食べ物が食べれなくなったり、歯周病が進行しやすくなる。

詰め物や差し歯などが入ってる場合は壊れやすくなる。

これは稀に起こることですが、力が加わりすぎることで歯が折れてしまい、最悪抜歯になることがある。

顎関節症になることが多く、口の開け閉めがしづらくなったり、頭痛などを併発することがある。

他にもいろいろ弊害が起きてくるので歯ぎしり、食いしばりはいいことではありません。

しかし、自覚のある歯ぎしりの場合は意識することで気をつけることはできると思いますが、寝ている時の歯ぎしりは自分でコントロールすることができません。

そんな寝ている時の歯ぎしりに有効とされているのが就寝用のマウスピース、いわゆるナイトガードと呼ばれている物です。

就寝用マウスピースは患者さんの上アゴの歯型を取らせていただき、その模型を元に個々の歯型に合わせて製作します。

そして上アゴに装着して睡眠していただくことで、就寝時の歯や顎に加わる力を緩和することを目的とした物です。

当院で取り扱っている就寝用マウスピースは2種類あります。

ソフトタイプの就寝用マウスピース

こちらは柔らかい材質でできているので、装着時の異物感が少なく、初めてマウスピースを使用する方などにオススメです。

しかし、柔らかい材質なので歯ぎしりや食いしばりが強い方は穴が開いてしまうなどして壊れやすいというデメリットがあります。

ハードタイプの就寝用マウスピース

このタイプは硬いアクリル樹脂で製作するので、歯ぎしり、食いしばりが強い方や顎関節症を併発している方、ソフトタイプを使っていて穴が開いてしまった方などにオススメです。

しかし、硬い材質であるため装着時の異物感が強く、人によっては入れることで噛み合わせが変わるので頭痛などを引き起こすことがあるというデメリットがあります。

どちらも保険適用されており、大体3000円前後で作ることができます。

見本も置いてあり触ってみたりすることもできますので、歯ぎしりや食いしばりが気になる方はお気軽にご相談ください。