一般歯科
皆さまの大切な歯を残せるよう取り組んでいます。
1.治療方針
まずは、皆さまに喜んでいただけるような治療を心がけています。患者さまに喜んでいただけるような治療を行うことが当院のモットーで す。そのため患者さまに笑顔で接したり、治療にともなう痛みを軽減したりしながら、皆さまの大切な歯を残せるよう取り組んでいます。
虫歯
虫歯菌(ミュータンス菌)によってはが溶かされる病気です。
食後、歯の表面には歯垢(プラーク)が付着していきます。
プラークはおびただしい数の細菌が集まってできたものです。
プラーク内の細菌は砂糖などの炭水化物を分解して『酸』を作り出し、歯のカルシウム成分の分解をします。
少量の分解ならば唾液の作用によって中和され、カルシウムが再び歯に戻ります。(再石灰化)
しかし頻繁に砂糖などを摂り続けると再石灰化が追い付かなくなり、歯の表面は脆弱になり最後には歯に穴が空いてしまい虫歯となってしまいます。
症状がなくても虫歯が始まっている可能性はあります。痛みがでる前に一度受診されることをお勧めします。



当医院のこだわり
口腔内カメラ
患者さまには見えずらい虫歯などを撮影し、撮影画像を見ながらわかりやすく説明いたします
麻酔
できるだけ痛くない治療を心がけています。 表面麻酔を必ず麻酔前に患部に塗布して、注射針の刺す痛みを軽減しています
電動麻酔器(オーラスター)
細い注射針を使用し、注入速度を一定にすることで痛みを感じにくくなります。

う蝕検知液
「う蝕検知液」という薬品を使用することで虫歯部分のみを削ることが可能なので健康の歯の部分は削らなくても良いように治療します


LEDライト
LEDライト 樹脂を固める機械です。Pencure2000ハイパワー2000mW/cm2 により3秒照射を実現。短時間治療が可能になります

根管治療
根管治療
何をしていなくても歯に激痛がある。歯茎にニキビのようなものができ潰れて腫れてをくり返す。 かんだ時に違和感がある、歯が浮いた感じがするなどの症状はありませんか。
このような症状が続く場合は『根管治療』が必要かもしれません。
まず表層のエナメル質に穴が開きます。 続いて内部の象牙質、神経(歯髄)の内部まで細菌が進行して激しい痛みを伴うようになります。
そのうち一度痛みは緩和されるかもしれません。しかしそれは細菌によって歯髄が殺されてしまったためです。
さらに放置していると、殺された歯髄は腐ってしまい骨の中で膿を作ります。そうすると歯茎やあごの腫れ、痛みが再発します。
そうすると治療に時間がかかってしまい、最悪抜歯になってしまう可能性もあります。





治療法
まずは「レントゲン写真」を撮影します。
場合によっては「CT撮影」を行い、虫歯の進行具合、膿のたまり具合や破折亀裂の確認などをおこないます。
その後、虫歯菌に犯された歯質を慎重に取り除き、神経(歯髄)にアプローチします。 リーマー(根管治療用器具)を用い、炎症を起こした神経や虫歯菌に汚染された部位を徹底的に取り除き消毒をします。 最後に根っこの中に綿密に封をします。 そうする事によって可能な限り再発を防ぐ根管治療が可能になります。




歯周病





歯ブラシで歯茎から血が出る。
歯が長くなってきた。
お口のニオイが気になる。
歯がグラグラになってきた。
この様な症状はがある場合、歯周病になっている可能性があります。
歯周病とは細菌の塊であるプラーク(歯垢)が歯の表面に蓄積する事によって、歯茎が炎症をおこして歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)が形成されます。 そのポケットの中にプラークの細菌が入り込んでポケットの内部も炎症を引き起こします。 やがてその炎症は歯を支える骨(歯槽骨)にまで波及し骨を溶かしていきます。最終的には骨が歯を支えられなくなりグラグラとなり抜けてしまいます。
それだけではなく歯周病菌が肺や血管に入り込んでしまうと、動脈硬化や肺炎の原因にもなってしまいます。
歯周病の怖いところは自覚症状が少なく進行してしまう事です。腫れや出血、膿などが出る頃には末期である事が少なくありません。 日頃の歯ブラシや、定期検診などでしっかり予防することが重要です。
歯周病と全身疾患
肺炎
現在日本人の死亡原因第3位と高い割合を占めています。
その中でも飲み込みの低下などで引き起こされる『誤嚥性肺炎』は、お口の中の菌が肺に感染して起こされます。
80歳代の約80%、90歳以上では95%以上が誤嚥性肺炎であったというデータもあります。高齢者の肺炎はほとんど誤嚥性肺炎であると言えます。
誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であり、予防には歯周病のコントロールが重要になります
動脈硬化 心筋梗塞 脳卒中
お口の中の歯周病菌が、血管に入り込み全身を回って心臓に流れつきます。 歯周病菌などの刺激により動脈硬化の原因となる脂肪沈着物が出来血液の通り道は細くなります。
沈着物が剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。それが心筋梗塞の原因になります。
また脳の方まで流れて、脳血管が詰まると脳卒中になります
またこれらの治療に使われる事の多い抗カルシウム拮抗薬(降圧剤) を服用されている方は、歯茎の腫れや増殖を起こしてしまうことがありあます。 降圧剤には色々種類がありますのでどの種類の薬を飲んでいるか是非お薬手帳でご確認ください。
歯茎の腫れを予防するには定期的なメンテナンスが大切です。
糖尿病
糖尿病にかかっている人は、歯周病にもかかりやすくなることがわかっています。 高血糖の状態が続くと免疫機構が狂い体の抵抗力が低下し、歯茎が腫れやすくなります。
また歯茎の腫れた状態が長く続くと炎症を引き起こす物質が血管を通り全身に放出されます。 放出された炎症物質は血糖値を下げるインスリンを効きにくくし糖尿病が進行しやすくなります。
妊娠と歯周病
妊娠中は女性ホルモンの増加による『妊娠関連性歯肉炎・歯周炎』を引き起こす場合があります。 特に歯周病菌であるP.intermediaは女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの上昇とともに増加する歯周病菌として知られています。
妊娠中歯周病を放置していると早産や低体重児出産のリスクを高めると言われています。しかしながら徹底的に歯周病治療を行うことで歯周病を最小限に抑えこれらのリスクを軽減できます。
タバコと歯周病
喫煙は歯周病重症化において大きなリスクのひとつです。
タバコに含まれるニコチンは、血管収縮作用があります。血管が収縮されます。収縮により毛細血管が豊富である歯茎や歯を支えている骨に十分な栄養が行き届かなくなります。また血管の収縮により歯茎の腫れが隠されてしまい歯周病の発見が遅れてしまいます。気付いた時には重症になっている可能性があります。